CTI設定方法
aCTIsについて
本CTIソフトは、ひかりホーム・オフィス(ビジネスタイプ)、アナログ、ISDNなど、ほぼすべての環境で接続可能です。
ONUを利用したオフィスタイプでビジネスフォンをご使用の場合、ONUとビジネスフォンの間にリピーターハブを設置し、通信情報を取得する方式を採用しています。そのため、ビジネスフォンの機種を問わず直収方式にも対応可能であり、ビジネスフォンを入れ替えた場合でも、CTIはそのまま継続してご利用いただける点が大きな特長です。
また、家庭用電話機を使用するホームタイプにおいては、2026年発売の「aCTIs2」ではリピーターハブの設置が不要となり、ソフトウェアのインストールのみで導入が完了します。配線工事も不要なため、短時間かつ簡単に導入できます。
事前調査
ひかり電話の種別がオフィスかホームかを確認
まずはじめに、ひかり電話の種類を確認します。aCTIs2では、ひかり電話の種類により接続方法が異なります。
オフィスタイプ(ONU) *ミラーリングハブの設置が必要
ホームタイプ(HGW)
通常、ビジネスフォンを接続する3回線以上の場合は、ONUが使われており、住宅用のホームタイプではホームゲートウェー(HGW)が使われていてONUとルーター、ひかり電話機能が一緒になった機器が接続されています。まずはどの種類かを確認してください。
ONUの場合はミラーリングハブを利用して接続します。ホームゲートウェー(HGW)の場合は以前のバージョンでは同じくミラーリングハブを利用して接続していましたが、最近のHGWの機種は、ONUとルーター部分が分離せず、写真のように小型ONUをSFP⁺端子に差し込む形状のものが増えてきました、このためミラーリングハブを接続することが難しい為、aCTIs2ではSIPサーバー接続に対応しました。
その他の電話について
- ひかり電話以外のISDN・アナログ、クラウドPBXにも接続は可能ですが専門的になるので別途ご相談下さい。
オフィスタイプ(ONU)の場合の設置について
オフィスタイプ(ONU)の場合ミラーリングハブを利用して着信をサーバーに伝えます。このためミラーリングハブとサーバーまでのLANケーブル、サーバーのLANポートの準備が必要です。(HGWタイプの場合はv2.8.1から直接SIP子機登録が可能となり、リピーターハブ不要となりました。以前のバージョンではどちらのタイプもミラーリングハブが必要です。)
オフィスタイプ(ONU)の場合に必要となるハードウェア
- リピーターハブ(NETGEAR TP-LINK 105Eなど)
- USBからLANへの変換アダプタ(サーバー機の場合は専用のLAN差込口の確保)
- リピーターハブ設置用の短いLANケーブル
- リピーターハブとサーバーを接続する長いLANケーブル
- 延長コード、3つ又プラグなど(必要に応じて)
ミラーリングハブの準備(ONUの場合)
一例:
■TP-LINK TL-SG105E 実税価格:3000円前後
■ネットギア GS105E-200JPS
その他の機種でもポートミラーリング対応で機種であれば基本的に使えます。
■バッファロー BS-GSL2005 (電源内蔵)
ネットギアやTP-LINKに比べ価格が高めです。
■注意:ONU配下のネットワーク機器は技適マーク付きの適合認定品である必要があるという点を厳守するなら
上記ミラーハブは適法とは言えないかもしれません。技適付きのハブというのもあり高価ですが安心感はあります。
約45000円
https://www.imrcry.jp/products/onu/ps52jplus.html
3.ミラーリング(リピーター)ハブの設置・設定
ミラーリングハブの取付前設定とサーバー側設定
<ミラーリングハブ側設定>
IPアドレスをネットワークのセグメントとは別のセグメントで設定する。
DHCPは必ず無効にする。
例:
社内ネットワークが192.168.1.0/24なら
CTI用のリピーターハブのIPは192.168.9.239などセグメントの違う設定に必ずする
ミラーポートとミラーリング先の設定
例:
ポート1をミラー 必ず双方向とする
ポート5をミラーリング先に設定
詳しくはメーカーに確認してください。
<サーバー側設定>
サーバー側のLANポート(ない場合はUSB-LANアダプタ)の設定を事前に行います。
ミラーリングハブと同じセグメントで固定IPとする。
例:
IP:192.168.9.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ミラーリングハブの設置
ビジネスフォン(ひかり電話オフィスタイプの場合)
ONUとビジネスフォンまたはOGの間にリピーターハブを設置する。
ONUに刺さっているLANを抜きリピーターハブのポート2へ
ONUとリピーターハブのポート1にLANを挿す。
(今までの間にリピーターハブを挟む形です)
ポート5とサーバーをLANで接続する。
ONUとビジネスフォンの間にミラーリングハブを設置するイメージ、ミラーリングハブからあCTIs親機にLANケーブルを接続する。
必ず、事前に設定をすること、ハブ及びサーバーがDHCPになっていると、電話が不通になるトラブルが発生します。
4.オフィスタイプの場合の設置環境について
ホームゲートウェー(ひかり電話ホームの場合)
ホームゲートウェーの場合は基本的にはリピーターハブの設置が不要となりました。HGWにログインしてSIP内線設定を確認してください。
5.aCTIsのインストールと設定
actisインストーラーの実行でショートカット、スタートアップの設定まで自動で行えるようになりました。インストールすると上記設定画面がでます。
設定項目説明:
1. 基本設定
-
回線設定
-
- 用途: 使用する回線タイプ、オフィスタイプは基本的には1を選択しLANアダプタ設定でアダプタを選択する。
- ホームタイプは: 2を選択、SIP設定を使用可能となる(SIP設定に関しては後述)
-
-
電話番号設定
-
TelNo: 電話番号1- 例:
0196257717 - 用途: 発信時の主回線番号
- 例:
-
TelNo2: 電話番号2- デフォルト値: 未設定
- 用途: 追加の電話番号
-
ShigaiNo: 市外局番- 例:
019 - 用途: 地域識別用の市外局番
- 例:
-
2. データベース設定
-
SQLデータベース(FrontAceのSQLサーバー情報)
-
SqlServerName: SQLサーバー名- デフォルト値:
localhost - 用途: データベース接続先
- デフォルト値:
-
SqlDatabaseName: データベース名- デフォルト値:
FRONT_ACE_PRO - 用途: 顧客情報、履歴管理用データベース
- デフォルト値:
-
SqlUserName: DBユーザー名- デフォルト値:
sa - 用途: データベース接続ユーザー
パスワードは87412369
- デフォルト値:
-
SqlPort: ポート番号- デフォルト値:
1433 - 用途: データベース接続ポート
- デフォルト値:
-
-
履歴管理
-
HistoryMode: 履歴保存モード- デフォルト値:
SQLite - 子機の場合、親機の履歴を利用する場合は必ず親機のフォルダをネットワークドライブ登録して書き込み設定なしとする
- デフォルト値:
-
SqliteDbPath: SQLiteファイルパス- デフォルト値: 未設定(親機の場合は未設定でOK)
- 用途: カスタムSQLiteデータベースの保存先
-
3. SIP設定 (回線=2の場合<ホームタイプの場合のみ>)
-
サーバー接続
-
SipServer: SIPサーバーアドレス- デフォルト値: 未設定
- 用途: SIPプロバイダのIPまたはドメイン
-
SipPort: SIPサーバーポート- デフォルト値:
5060 - 用途: SIPシグナリングポート
- デフォルト値:
-
SipTransport: 通信プロトコル- デフォルト値:
UDP - オプション: UDP, TCP, TLS
- デフォルト値:
-
-
認証情報
-
SipAuthUser: 認証ユーザー名- デフォルト値: 未設定
- 用途: SIPサーバー認証
-
SipAuthPassword: 認証パスワード- デフォルト値: 未設定
- 用途: SIPサーバー認証
-
-
発信者情報
-
SipDisplayName: 表示名- デフォルト値: 未設定
- 用途: 発信時の表示名
-
SipRegisterUser: 登録ユーザー名- デフォルト値: 未設定
- 用途: SIPサーバー登録識別子
-
SipCallerId: 発信者ID- デフォルト値: 未設定
- 用途: 発信時の電話番号表示
-
4. その他の設定
-
子機送信機能
-
SyslogIp:同報通信IPアドレス- デフォルト値:
192.168.1.255 - 用途: ログ送信先(通常はセグメントの同報通信アドレスを設定)同報通信ポート番号は、特段問題がなければそのまま514
- デフォルト値:
-
DebugLogEnabled: デバッグログ- デフォルト値:
0(無効) - オプション: 0(無効), 1(有効)
- デフォルト値:
-
-
表示設定
-
DspTopmost: 常に最前面表示- デフォルト値:
0(無効) - オプション: 0(無効), 1(有効)
- デフォルト値:
-
Balloon: バルーン通知- デフォルト値:
1(有効) - オプション: 0(無効), 1(有効)
- デフォルト値:
-
5. 連携設定
- 外部連携
-
Renkeisoft: 連携ソフトウェアID- デフォルト値(XIの場合):
11 - 用途: 外部システムとの連携設定となり、10はPRO10で 11はXI用となります。
- デフォルト値(XIの場合):
-
Renkeiurl: 連携URL- デフォルト値:
https://www.telnavi.jp/phone/ - 用途: 外部サービスとの連携URLで、登録がない場合にWEB照会します。
- デフォルト値:
-
設定のポイント
オフィスタイプ<リピーターハブを利用する場合>
回線は 1を選ぶ
LANアダプタ名で接続したアダプタを選択する。
市外局番、電話番号の入力を行う
動作モード、スタンドアローン、親機、子機を選択
ホームタイプ<SIP登録方式を利用する場合>
LANアダプタ名の選択は無視でOK
回線は 2を選ぶ
SIP登録ボタンを押しHGWのSIP内線登録を参考に設定する。
市外局番、電話番号の入力を行う
動作モード、スタンドアローン、親機、子機を選択
ライセンスについて
最後に動作の為のパスワードを入力<istが発行するライセンスを入力>
電話番号、動作モードによりパスワードが変わります。
パスワードは弊社が発行致します。
ユーザーID
ライセンスパスワード
上記入力がないと動作しません。
HGWのSIP設定について
ホームタイプの場合は、HGWの内線設定の値を元にaCTIsに設定を行います。
事前にHGWの内線設定を確認します。HGWの管理画面にログインして内線設定を確認します。
通常IDはuser
パスワードは
user
0000
Admin
ntt
電話番号
が使われています。
SIP設定フォームの各項目について、詳細な説明を作成します:
-
SIPサーバー (textBoxSipServer)
- 説明:SIPプロバイダまたは内線交換機のIPアドレスまたはドメイン名
- 入力形式:IPアドレス(例:192.168.1.100)またはドメイン名(例:sip.example.com)
- 必須項目:はい
- バリデーション:空白不可
-
SIPポート (textBoxSipPort)
- 説明:SIPサーバーと通信するためのネットワークポート番号
- 入力形式:1~65535の整数
- デフォルト値:通常5060(非TLS)または5061(TLS)
- 必須項目:はい
- バリデーション:
- 数値のみ
- 1~65535の範囲内
-
トランスポート (comboBoxSipTransport)
- 説明:SIPメッセージの通信プロトコル
- 選択肢:
- UDP
- TCP
- TLS
- 目的:通信の安全性とネットワーク環境に応じた接続方式の選択
-
認証ユーザー名 (textBoxSipAuthUser)
- 説明:SIPサーバーへの認証に使用するユーザー名
- 入力形式:文字列
- 注意:登録ユーザー名と異なる場合がある
- バリデーション:登録ユーザー名が空の場合は必須
-
認証パスワード (textBoxSipAuthPassword)
- 説明:SIPサーバー認証用のパスワード
- セキュリティ:入力内容は保護され、表示は隠されます
- 必須項目:はい
- バリデーション:空白不可
-
表示名 (textBoxSipDisplayName)
- 説明:発信時に相手に表示される名前
- 入力形式:任意の文字列
- 例:「営業部 山田太郎」
- オプション項目:入力は任意
-
登録ユーザー名 (textBoxSipRegisterUser)
- 説明:SIPサーバーに登録する際のユーザー識別子
- 入力形式:文字列(内線番号や電話番号など)
- 注意:認証ユーザー名と異なる場合がある
- バリデーション:認証ユーザー名が空の場合は必須
-
発信者ID (textBoxSipCallerId)
- 説明:発信時に表示される電話番号
- 入力形式:電話番号
- オプション項目:入力は任意
-
認証確認ボタン (buttonVerifyAuth)
- 機能:入力したSIP設定で認証テストを実行
- 結果表示:
- 成功時:緑色のメッセージと成功ダイアログ
- 失敗時:赤色のエラーメッセージと警告ダイアログ
-
保存ボタン (buttonSave)
- 機能:入力した設定を検証し、問題がなければ保存
- 動作:
- 入力値を検証
- 設定を保存
- フォームを閉じる
-
キャンセルボタン (buttonCancel)
- 機能:変更を破棄し、フォームを閉じる
